まれに起こる 血腫 について
インプラント治療では、外科処置を伴います。そのため、術後、顔面に内出血が生じることがあります。手術で生じた内出血が、重力によって下へ下へと流れるために起こるものであり、新たな出血ではありませんのでご安心ください。一度現れた血腫(アザ)はすぐには消えませんが、通常2週間程度で解消されます。
当院が手がけるインプラント治療のゴールは、患者さんが将来にわたってインプラントを健全に維持し、インプラントを自分の歯のように使った快適な生活を手に入れていただくこと。だからこそ治療後のことまで徹底的に考えた、その場しのぎではない、患者さんにとってのベストなインプラント治療をご提供しています。
当院のインプラント治療は、治療前に精密な審査・診断、シミュレーションを行い、専用オペ室で手術を行います。治療後は、継続してメインテナンスに通っていただける環境を整えています。自分の歯のような感覚で、しっかりと咬めるお口を取り戻したいなら、ぜひ当院のインプラント治療をご検討ください。
1795年にイギリスの鉱物学者ウィリアムーグレコーがイギリスのメナカン海岸で発見し、メナカンと名付けるが後にギリシャ神話に登場する巨人“Titan(タイタン)”に由来しチタンと名づけられました。怪力かつ知恵に長けたタイタンは、宇宙を両肩で支えているとされる巨人アトラスの一族でもあります。
1952年 PI.ブローネマルク教授によってチタンが骨と結びつきやすいという特性が発見され、1965年9月に口腔内に応用されました。金属としてのチタンは、骨との親和性が高く、強靭さと耐久性に優れ、人工歯根(歯科用インプラント)のほか、人工関節や義手・義足といった整形外科分野で幅広く用いられています。現在は、航空機や宇宙船の素材としても重用されており、その名に違わぬ活躍を見せています。
このチタンの登場によって、
インプラントが大きく飛躍
IMPLANT
現在のインプラント治療について語るとき、外すことができない人物がいます。スウェーデンの医師、PI.ペル・イングヴァール・ブローネマルク教授です。1952年 PI.ブローネマルク教授によってチタンが骨と結びつきやすい特性が発見され、1965年に口腔内に応用されました。光学顕微鏡で骨とチタンの結合を確認したPI.ブローネマルク教授は、その後十数年におよぶ安全性のテストを行います。
その結果、チタンに対し人体は拒絶反応を起こさず、半永久的に骨と結合することを、充分なエビデンスをもって証明したのです。この原理に基づいて開発された歯科用インプラント・システム(ブローネマルク・インプラント)は、現在も、世界で多くの人に選択されています。インプラント治療の礎となったこの研究は、歯科医療に大きな飛躍をもたらしたのです。
当院理事長 渡部は、インプラントの生みの親であるPI.ブローネマルク教授と、日本でインプラント治療を広めた権威 Dr.小宮山のもとで、インプラント治療の研鑽を積んでまいりました。海外での研究・トレーニングを経て、現在は神楽坂で診療を行っています。モットーは、基本に忠実で、患者さん主体の治療をご提供していくこと。インプラント治療においても、それは同様です。
資格・所属団体
経歴
抜歯即時埋入
インプラント治療
ロケーター
治療前
治療後
治療中
治療中
治療中
治療中
治療中
治療中
治療後
治療後
治療中
ロケーター
治療後
インプラント埋入は外科手術です。メスで歯ぐきを切開し骨を露出させたうえで、体の中にインプラント体を埋め込むのです。そのため、清潔な器具や設備を使うのはもちろんのこと、まわりの空気にも配慮して感染症のリスクを徹底的に排除しなければなりません。
衛生管理の一環として当院の専用オペ室では、床や壁、ユニットなどをすべて消毒し、さらに手術の15時間前からオゾンを使い室内の空気も浄化します。医科と同レベルの管理方法ですので、オペ室内に紙など消毒のできないものは一切置きません。また、水回りは雑菌がわくため、一切の水回りを排除しています。
インプラント治療には、通常の歯科診療よりも高度な滅菌レベルが求められます。歯科医療で使用する器具は形状が複雑で、筒状の中腔構造をしている物もありますが確実な滅菌が必要です。そのためにも当院では、医療先進国といわれるヨーロッパで広く使われているMELAG社製の「バキュレーブ31B+」という滅菌器を導入しています。
衛生管理にはスタッフの技量や心構えも重要です。複数のスタッフが滅菌技師第2種の資格を取得し、設備を扱うすべてのスタッフの技量も伸ばして確実な滅菌・管理そして、より高度な感染対策につなげています。
歯科用CTを使うと、歯や顎の骨、血管や神経の走行など詳細データを立体画像で得られるため、正確な診断や治療計画につながります。インプラント埋入に適している位置や角度を把握できるのです。
歯ぐきに通っている神経や血管の位置を正確に把握して、リスクを排除しています。そして安心して受けられる質の高い診療につなげています。
インプラント治療は外科手術を伴うため、さまざまなリスクを考慮する必要があります。当院では、治療開始前に、徹底した検査とリスクを踏まえた事前説明、入念な準備を行います。全身の既往症の確認のほか、骨質検査や血液検査も行います。また、歯周病があると、インプラント治療後に長持ちしないため注意が必要です。CTを使った事前のシミュレーションも行い、治療開始前には患者さんに検査結果や診断、手術のご説明をしっかりと丁寧に行います。その内容をしっかりご理解いただいたうえで、同意書へのサインをお願いしています。
当院のインプラント外科手術時には、局所麻酔だけでなく、静脈内鎮静法も併用しています。静脈内鎮静法は、鎮静薬を点滴で血管内に投与する方法で、患者さんが受け答えできる程度の意識はありながら、うとうとと眠っているようなリラックスした状態で手術を受けていただけます。手術中の恐怖心が軽減され、血圧も安定し、出血も少ないのが特長です。このような取り組みのために、当院のインプラント治療時には、歯科麻酔専門医と連携した診療を行っています。
安心・安全で長持ちするインプラント治療を追求すると、それなりの手間と時間、そして費用が発生します。必要となるインプラントの本数と費用を算出したときに、患者さんが想定していたものとギャップが生じることも――。また、インプラント治療は、保険適用外の自費診療ですので、他の治療と比較して治療費が高額になることは否めません。
インプラントの本数を少なくしたり、何かを省略したりすることで、費用を抑える手段もあります。しかし、お口の環境によっては、せっかく入れたインプラントが長持ちしないケースも――。一方、費用はかかっても、患者さんの口腔内環境に最適な本数を入れることで、予後を長期的に安定させることも可能です。
当院では、患者さんのお口のお悩みやご要望にあわせて、最適であると思われるご提案をいたします。その際、もちろんリスクについてもご説明させていただきます。治療を選択するのは患者さん自身です。しっかりと納得されるまで、わかりやすいご説明を心がけます。ご不明点があれば、どうぞ遠慮なくご相談ください。
当院が手がけるインプラント治療は、「痛くない・腫れない・出血しない」を目標に、確かな知識・技術に基づいて、経験豊富な歯科医師が、安心安全の治療をご提供いたします。
インプラント治療は、人工歯根を入れることがゴールではありません。ご自分の歯のような感覚でしっかり咬める食事をしたり、会話を楽しんだりできる、患者さんの快適で豊かな生活がゴールなのです。神楽坂わたなべ歯科クリニックでは、このように治療の先を見据えた、本質的な治療をご提案してまいります。インプラントについてのお悩み、ご相談があれば、どうぞお気軽にお問い合わせください。